“1回戦負けしろ”発言・暴言、滋賀県議が会見で釈明

選抜高校野球に出場した滋賀学園の選手らに対して、地元・滋賀県の吉田清一県議が「1回戦負けしろ」と発言・暴言したとされる問題で、吉田清一県議本人が会見し、「そのような発言・暴言はしていない」と否定した。

これは、今月16日に行われた滋賀県教育委員会が開催した激励会の様子です。知事から、「県民みんなで応援しています」とメッセージが送られましたが・・・

「激励会を終えた選手らは、県庁西側の場所からバスに乗り込みました。

その際、吉田議員にいきなり大声で怒鳴られたということです」

学校関係者によりますと、吉田清一県議会議員(68)が、選手らの乗るバスが県庁西側の路上に止められていたことに激高し、こう発言・暴言したといいます。

『お前らなんか1回戦負けしろ』(吉田清一県議)

しかし、学園側は、教育委員会から駐車の許可を得ていたといいます。

「さっき頑張ってこいというメッセージをもらったのに、(選手は)『え、何?』と感じたと思う。残念を通り越して、理解不能」(滋賀学園中学・高等学校 安居長敏 校長)

これに対し吉田議員は31日午後、会見を開きました。

「私が言ったのは『こんなことをしていたら1回戦で負けるぞ』。『負けろ』とは言ってはいないんですわ」(吉田清一県議)

Q.「負けてしまえ」と「負けてしまうぞ」は違う?

「違いますね。野球していた子どもにも親として、『そんな練習では負けてしまうぞ』と何べんも言ったことがあります」(吉田清一県議)

その上で吉田議員は、「駐車禁止の場所にバスが駐車していると思い、運転手ら大人に注意しただけ」話していました。

「(議員として)『注意をしないといけない』と強い思いに駆られました。正確に伝わなかったことは非常に残念だ」(吉田清一県議)

吉田議員は、『誤解を受けたとしたら残念だが、謝罪はしない』としています。