サッカー元オランダ代表のクライフ氏死去

サッカーの元オランダ代表のスター選手て、「空飛ぶオランダ人」の異名を取った、ヨハン・クライフさんが24日、肺がんのため亡くなりました。68歳でした。

クライフさんはオランダのアムステルダム生まれのサッカー選手で、オランダではアヤックスに所属し、ヨーロッパチャンピオンリーグでの3連覇に貢献しました。またオランダ代表としては、選手たちが自在にポジションを入れ替える「トータルフットボール」と呼ばれる戦術の中心で、オランダのワールドカップ準優勝に大きく貢献しました。

クライフさんはその年に世界で最も活躍した選手に贈られる「バロンドール」にも合わせて3回選ばれました。選手を引退したあとは、古巣のアヤックスやスペインのバルセロナで監督も務め、1992年にはバルセロナをヨーロッパチャンピオンリーグ優勝に導きました。

公式ホームページなどによりますと、クライフさんは去年から肺ガンになっていたということで、24日、家族に見守られながらなくなったということです。

ヨーロッパサッカー連盟のフランス代表選手としても活躍したプラティニ氏はAFPの取材に対し、「世界は偉大な男を失った。彼は史上最高の選手だった」と述べて、クライフさんの功績をたたえるとともに、その死を悼みました。