野球賭博問題 賭博の“キーマン”に協力要請へ

プロ野球・巨人の野球賭博問題で、調査委員会は全容解明に向けて賭博の中心的な存在と見られている飲食店経営者と元投手に調査への協力を強く要請する方針です。

新たに、巨人の高木京介投手の関与が明らかになった野球賭博問題では、10日熊崎勝彦コミッショナーが巨人の告発を受けて調査委員会に調査を指示しました。

一連の野球賭博では高木投手の賭けにも関わった飲食店経営者と笠原将生元投手が中心的な存在だったと見られています。しかし飲食店経営者は、去年秋に、野球賭博が初めて発覚した際に行われた調査委員会の調査にほとんど協力をせず、笠原元投手も今は巨人の調査を拒んでいるということです。

調査は、元東京地検特捜部長で弁護士の大鶴基成委員長が中心となって行いますが、調査委員会では、2人を全容解明に向けたキーマンと位置づけ、調査への協力を強く要請する方針です。