ユネスコ無形文化遺産に「ナマハゲ」など提案へ

文化庁は17日、ユネスコ無形文化遺産の候補として、秋田県の「男鹿のナマハゲ」など7つの行事を申請することを決めました。

ナマハゲは秋田県男鹿半島一帯に伝わる伝統行事で、鬼のような面を着けたナマハゲが家々を訪れ、無病息災を願います。

ナマハゲは2011年に単独で無形文化遺産の登録を目指しましたが、すでに登録済みの鹿児島県甑島のトシドン」と似ていることから、認められませんでした。

このため政府は、ナマハゲのほか、石川県の「能登のアマメハギ」、沖縄県の「宮古島パーントゥ」など全部で7つの行事をトシドンと同じ「来訪神」として一括りで無形文化遺産に追加登録するよう求めます。来月末までに申請を行い、早ければ2017年11月ごろ、ユネスコの委員会で審査される予定です。