「東北六魂祭」ことし最後に終了へ

東日本大震災からの復興の願いを込めて、東北6県の夏祭りを一堂集めて毎年開かれてきた、「東北六魂祭」について、県庁所在地の市などで作る実行委員会は、震災から5年となることし、青森市での開催を最後に、終了させる方針を固めました。

東北六魂祭」は、東日本大震災で犠牲になった人たちへ追悼と復興の願いを込めて、震災の年に始まり、毎年1回、「青森ねぶた祭り」や秋田の「竿燈まつり」など、東北6県の代表的な夏祭りを一堂に集めて開かれています。

関係者によりますと、東北地方の県庁所在地の市などで作る実行委員会は、ことし、「東北六魂祭」を青森市での開催を最後に、終了させる方針を固めました。

祭りの終了は、6県での開催が一巡することに加えて、運営を支えてきた企業の協賛金が年々少なくなってきたことが背景にあるということです。

東北六魂祭」の終了は、東北地方の県庁所在地の6市の市長が集まって青森市で開く共同の記者会見で正式に発表されるということです。

最後となる「東北六魂祭」は、青森市を会場に6月25日かわ2日間の日程で行われる予定です。