ハウス食品「CoCo壱番屋」を買収へ

食品大手の「ハウス食品グループ本社」は、全国でカレー専門店の「CoCo壱番屋」を展開する「壱番屋」の株式を、今年12月1日までにTOB=公開買い付けによって51%取得して、子会社化すると発表しました。

発表によりますと、「ハウス食品グループ本社」は、カレー専門店の「CoCo壱番屋」を中心に、国内外で1400余りの店舗を展開する「壱番屋」の株式について、11月2日からTOB=公開買い付けを行うことを決めました。

ハウス食品」は現在、「壱番屋」の株式の19%余りを保有していますが、今回のTOBによって、今年12月1日までに、301億円をかけて51%まで買い増しして子会社化するとしています。

これによって、両社は関係を強化し、カレーの原材料を共同で調達してコストを抑えたり、中国や韓国を中心に海外での事業拡大を協力して展開したりする狙いがあります。

また、「壱番屋」としては、「ハウス食品」が持つ研究開発のノウハウを生かして、新しいメニューの開発や品質管理の強化につなげたい狙いがあるとみられます。