脳腫瘍から復活 盛田氏死去

プロ野球で、鋭いシュートを持ち味にかつての横浜大洋ホエールズ大阪近鉄バッファローズで活躍し脳腫瘍の手術から復活して「カムバック賞」を受賞した盛田幸妃さんが亡くなりました。

享年45歳でした。

盛田さんは、昭和63年に北海道の函館大有斗高校からドラフト1位で当時の横浜大洋ホエールズに入団しました。

右バッターのインコースを鋭くつくシュートが持ち味で平成4年には抑えの佐々木主浩さんとともに「ダブルストッパー」として52試合に登板し、最優秀防御率のタイトルを獲得しました。

大阪近鉄バッファローズに移籍した平成10年に脳腫瘍が見つかり手術を受けましたが懸命なリハビリを経て再びマウンドに立ち平成13年には3年ぶりの勝ち星をあげました盛田さんは、この年34試合に登板し2勝0敗の成績を残して近鉄最後の優勝に貢献するとともにパ・リーグの「カムバック賞」を受賞しました。

関係者によりますと、引退後は球団の職員やプロ野球解説者として活躍していましたが、16日朝、亡くなったということです。

45歳でした。