救急車が高速は入り口間違え、患者死亡

東京消防庁は、救急車で男性を搬送中に高速道路の入り口を間違えたため病院への到着が遅れ、その後、男性が亡くなったと発表しました。搬送の遅れと男性が死亡したこととの因果関係は不明としています。

東京消防庁によりますと、今月7日の午後11時前、70代の男性を東京・品川区の病院から江東区の別の病院に救急車で搬送していた際、運転していた30歳の男性救急隊員が高速道路の入り口を間違えました。救急車は首都高速湾岸線の大井入口から入る予定でしたが、間違えて中央環状線の大井南入口から入ったため、到着が予定より推定16分遅れたということです。

男性は到着の直前に容体が急変し、その後、搬送先の病院で死亡が確認されました。

搬送先の病院の医師は、到着の遅れと男性の死亡したこととの因果関係は分からないと話しているということで、東京消防庁は今後、因果関係について検証を行うとしたうえで、「再発防止策を講じるとともに信頼回復に努めてまいります」としています。