“台湾民主化の父”李登輝元総統死去に日本政府も哀悼の意

台湾の李登輝元総統が30日に亡くなったことを受け、安倍総理は日台関係の親善・友好に「多大な貢献をされた」などと功績をたたえその死を惜しみました。

「日本と台湾の親善関係・友好増進のために、多大な貢献をされた方であります。

李登輝元総統のご逝去、誠に残念でありますが、改めて心からご冥福をお祈り致します」(安倍首相)

安倍首相は“日台関係の礎を築かれた方”などとして、李元総統の死を悼みました。

また、菅官房長官も、“自由、民主主義、基本的人権、法の支配が台湾に定着していく大きな役割を果たされた”とその功績をたたえましたが、葬儀への政府関係者の派遣については「予定していない」ことを明らかにしました。親日家として知られた李氏との関係を重視しつつ、中国に対しても配慮を示した格好です。