受領は75人3億6000万円相当 関電の社長交代人事も

関西電力の幹部らが原発の立地する町の元助役から金品を受領していた問題で、第三者委員会は75人が3億6000万円相当を受け取っていたという最終報告書を発表しました。

それによりますと、1987年から30年以上にわたり、関電の当時の社長と子会社の幹部ら合わせて75人が福井県高浜町の元助役から3億6000万円相当の金品を受け取っていました。元助役は見返りとして、関電から関係のある地元企業へ工事発注を行わせていたみられるとしました。関電側も元助役の要求に応じる形で、工事の発注など特別の配慮をしてきたていうことです。また、関電は岩根茂樹社長(66)の公認に森本孝副社長(64)を昇格させる人事を発表しました。