「埼玉西武ライオンズ・レディース」4月発足へ 12球団で初

プロ野球・西武は、12球団で初めて自らのチーム名を付けたアマチュアの女子硬式野球のチームを今年4月に発足させる事になりました。

これは西武が16日の記者会見で発表し、チーム名は「埼玉西武ライオンズ・レディース」で、今年4月に埼玉県川越市を活動の拠点にして発足します。

自らのチーム名を付けたアマチュアの女子硬式野球チームを支援をするのは12球団で初めてで、選手たちは西武と同じユニフォームや帽子でプレーします。

監督はOBの新谷博氏が務め、共に日本代表経験のある出口彩香選手と六角彩子選手の加入が決まっています。

一昨年のワールドカップで日本代表のキャプテンを務めた出口選手は「プロ野球と同じユニフォームでプレー出来るので子どもたちが目指す場所になる。女子野球の魅力をどんどん発信していきたい」と意気込みを話しました。

チームは、西武から練習場所や道具の提供、さらに臨時コーチの派遣といった支援を受けながら練習を続ける事にしています。

女子硬式野球では、競技人口は増えていますが、去年11月に女子プロ野球リーグに所属する選手のおよそ半数がチームを退団するなど、受け皿の拡大が課題です。

西武の居郷肇球団社長は「女子野球の発展に繋がると思い、支援する事にした」と話しています。