香港で警察が実弾を発砲・・・1人重体

抗議活動が続く香港で11日朝、警察官が実弾3発をデモ参加者に発砲した。その一部始終をカメラが捉えていた。軽盛んが白い服の男性ともみ合いになっている時に、近付いてきた黒い服の男性に向け発砲。さらに後ろにいた男性にも発砲した。先に撃たれた男性は病院に搬送され、重体となっている。その後、撃たれた

もう1人は軽傷だという。警察は「交通警察官1名がデモ参加者1名を逮捕したところ、数人に囲まれた。その警察官は拳銃を奪われる可能性が高く、それにより、死傷者が出るかもしれないと判断した」と発砲の正当性を強調。しかし、現場にいたデモ参加者は「デモ参加者たちは無防備だった。私たちはその場から逃げようとしていた」と語った。香港では、先週、男子大学生が抗議活動中に転落死して以来、市民の警察に対する反発が強くなっている。こうしたなか、立法会の民主派議員7人が今年5月に逃亡犯条例改正案の審議で議事進行を妨害した罪に問われ、起訴されていたことがわかった。香港では、今月24日に区議会選挙が行われるが、7人のうち4人は、区議選にも立候補していて、民主派は「選挙妨害だ」と政府を避難している。