男性1人重体 香港政府は実弾発砲を認める

香港で抗議活動が続くなか、香港政府は警察が11日午前にデモ隊に実弾を発砲したと明らかにしました。

香港政府はデモ隊の一部がバリケードを築き、大学施設を破壊するなどの違法行為わしたため香港島で違反者を拘束し、男性1人に対して実弾を発砲したと発表しました。男性は重体です。また、警察は九龍地区でもデモ隊に銃を向けて威嚇行為を行ったということです。この事件について、中国外務省の報道官は11日午後の記者会見で「外交問題ではないので、国務院の香港マカオオフィスに聞いて頂きたい」と述べるだけで回答を避けました。激しさを増す香港の抗議活動を巡っては日本の安倍総理大臣をはじめ、各国の首脳らが中国側に懸念を表明しています。