ラグビー ウルグアイ代表を刑事告訴へ被害額400万円超 熊本

ラグビーワールドカップウルグアイ代表の選手らが熊本市で行われた試合の後、市内の飲食店で酒を飲んで暴れた問題で、店側は、従業員が選手から体当たりされ怪我をした他、壊された備品等の被害額も400万円を超えるとみられるとして、選手2人を傷害傷害と器物損壊の疑いで近く刑事告訴する事にしています。

この問題は、今月13日に熊本市で試合を行ったウルグアイ代表の選手を含む凡そ20人のグループが、翌日の未明に市内の飲食店で訪れた後、一部の酒を飲んで暴れ警察に通報された者です。

店側によりますと、選手らは午前1時半頃から凡そ3時間店内に居て、勝手にカウンターの中に入って店の酒を飲んだり音響機材に酒をかけたりしたということです。その結果、壊れた店の備品や無断で飲まれた酒等、被害額は少なくとも400万円を超えるとみられるということです。

又、従業員の男性が、代金の一部しか支払わずに立ち去ろうとした選手らを引き止めたところ、代表の選手から体当たりされ、腰等に怪我をしたということです。

この為、店側は、防犯カメラの映像等から代表選手2人を特定し、傷害と器物損壊の疑いで近く警察に刑事告訴する事にしています。店側の弁護士は、「当事者から店側に直接の謝罪も無いまま帰国する等、誠実な対応が為されていない」と話しています。

【選手に押し倒される従業員 防犯カメラの映像】

店の入り口に設置された防犯カメラの映像です。

右側には入り口の扉、画面奥には店の2階に行く為のエレベーターがあります。

映像には14日午前4時半過ぎ、店を出ようとするウルグアイの代表選手らが写っている他、外に出る選手や引き止めた様とした従業員の男性が代表選手に押し倒され、尻餅をつく様子が写っています。

その直後には、手を前で合わせ御辞儀をして男性に御詫びをする様な仕草をする人の姿も見られます。