加害者教師の授業で児童骨折 神戸・教師間いじめ問題

神戸市の小学校で起きた教師間のいじめ問題で、加害者の男性教師が2016年、体育の授業中に児童の手を引いた際、児童が倒れて骨折していたことが新たに分かりました。

神戸市立東須磨小学校では30代から40代の男女4人の教師が同僚の20代男性を羽交い締めにし、激辛カレーを無理やら食べさせるなどの悪質な嫌がらせを去年から続いていました。2016年に加害者側の1人である30代の男性教師がバレーボールの授業中にコートに入ろうとする児童を止めようと手を引いた際に児童が転倒し、右腕を2カ所骨折する全治2ヵ月のけがをさせていたことが新たに分かりました。市教委は「指導上の事故で体罰にはあたらない」と判断したということです。校長が9日に開いた会見では「40代女性教師から暴言や暴行を受けた」と話す児童が複数いて、市教委が調べを進めています。