韓国で日本人女性に暴力 30代男を傷害などの罪で起訴

先月、韓国のソウルで、観光に訪れていた日本人女性が韓国人の男から暴力を受けた事件で、地元の検察は30日、男を傷害などの罪で起訴しました。

先月23日、飲食店や衣料品店が建ち並び若者から人気を集めるソウルの繁華街ホンデイック(弘大入口)駅の近くで、観光で訪れていた日本人女性が30代の韓国人の男から暴力を振るわれる事件がありました。

この事件で検察は30日、30代の男を傷害と侮辱の罪で起訴したと発表しました。

検察によりますと、男は日本人女性を差別する暴言を吐いた上、地面に押し倒して膝で女性の顔を蹴る等し、全治2週間の傷を負わせたということです。韓国メディアは、当時男が女性に対して「一緒に遊ぼう」等と声をかけたものの女性から無視された為暴力を振るった等と伝えていました。

日韓関係が悪化する中で起きた事件について、韓国ではインターネット上を中心に「日韓関係が難しい時期に馬鹿げた事件だ」とか「恥ずかしい事件で日本に謝罪する」等と非難する意見が相次ぎ、メディアでも大きく報じられていました。