織田信成さんの監督退任 大学側が反論「嫌がらせ確認できず」

今月9日に関西大学アイススケート部の監督を退任した織田信成さんが退任理由について「嫌がらせ等で体調を崩した為」と主張した事を受けて、大学側は30日夕方「指導方法を巡って意見の相違はあったが嫌がらせ等は確認が出来なかった」と反論しました。

2010年のバンクーバーオリンピックフィギュアスケートの男子シングルに出場した織田さんは今月9日付けで関西大学の監督を退任し、その理由について29日、自身のブログで「嫌がらせやモラハラ行為がありその影響で体調を崩した」と主張していました。

これに対して大学側は30日夕方、文書を発表し「指導方法を巡って意見の相違があった。今年7月に織田さんから指導方法などに関する要望があったが、それを受け入れる事は妥当で無いと判断した」と反論しました。ただ指導方法の相違について具体的な内容は明らかに出来ないとしています。

また大学側は7月から先月にかけて部の関係者に対して聞き取り調査を行いましたが、織田さんに対する嫌がらせやモラルハラスメントは確認出来なかったということです。

調査結果を伝える前に織田さんから先月10日に辞任を申し入れがあったということで、大学は「話し合いを続ける用意があり真摯(しんし)に対応したい」とコメントしています。