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【“松本走り”注意呼び掛け強化へ】

先月、大津市で起きた保育園児2人が死亡した事故を受けて、松本市は、市内で見られる強引な右折、所謂(いわゆる)「松本走り」について、警察等と連携して注意の呼び掛けを強化していくことを決めました。

先月8日、滋賀県大津市で散歩中の園児が2人が死亡した事故では、対抗車線の直進車を確認しないまま右折しようとした車を運転していた女が、過失運転致死傷の罪で起訴されています。

この事故の後、松本市に対して、市内で見られる強引な右折、所謂(いわゆる)「松本走り」についての意見や苦情等が、県内外から電話や電子メールで先月23日までの9日間で43件寄せられたということです。

その中では、警察の取り締まりの強化や右折用の信号や専用レーンの設置等を求める要望や意見が多かったということです。

これを受けて市は、右折レーンの整備等には時間がかかる為、これまでも行っていた市民に対しての注意の呼び掛けを強化していく事を決めました。

具体的には、警察や自動車教習所等と連携し免許を取ったり更新したりする際に、チラシを配って貰う事等を検討しているということです。

これについて、菅谷昭市長は3日の定例会見で「大津市での痛ましい事故を教訓に、市民に安全運転を心掛ける自覚を持って貰える様にしていきたい」と述べました。