「ずる賢いバカ嫌い」日大チア監督を解任

日本大学のチアリーディング部の女子部員が9日、弁護士を通じて、30代の女性監督によるパワハラを訴え出た。パワハラが始まったのは今年2月で、女子部員は、部員全員の前で監督に「みんなこいつが何をしたか知ってる?この前の大雪の日に事務員に『練習がなくなるように監督に電話をかけてほしい』と頼んで、練習をなくそうとしたんですよ」などと事実無根なことで叱責されたという。

また、けがで手術の快復が思わしくなく女子部員が「リハビリを続けたい」と相談すると、監督は「ずる賢いバカは嫌いだから。チアも本当はもうできるんじゃないの」と言われたという。女子部員は大学側に助けを求めたが、当時の運動部を取り仕切っていたのはアメフト部監督だった内田正人氏で、最終的に「日本大学としてできることはもうない」と言われたという。9日になって、大学側は「監督を本日付で解任した」と発表した。