日大チア監督パワハラか「ずる賢いばかは嫌い」

アメフト問題に揺れる日大で、新たなパワハラ疑惑です。今度は、体育会の応援リーダ部で特定の部員を標的に繰り返し暴言が浴びせられました。発言の主は、部の女性監督でした。

「ただのばかかと思っていたが、ずる賢いばかは嫌い」(女性監督)

女性監督が現役部員に言い放った言葉です。

新たなパワハラの舞台となったのは日本大学の応援リーダー部「ディッパーズ」。

大学の競技チアリーディングの名門です。

問題となったアメフト部に続き、応援リーダー部でもパワハラ疑惑が明らかになりました。

問題を訴えた女子部員によると、女性監督らが彼女1人を標的にこうした暴言を吐いていたといいます。その発端は、ささいな誤解からでした。

「こいつは、大雪の日に事務員に頼んで練習をなくそうとしたんですよ」(女性監督)

部員の前で、事実でないことで叱責する監督。こうした嫌がらせは今年2月に繰り返し行われ、一部の部員も同調。この部員は自殺を考えるほど精神的に追い詰められたといいます。このため、部員の家族らはアメフトの内田前監督が事務局長を務める大学の保健体育審議会に解決を求めましたが、・・・

「監督と腹を割って話さないとだめですよ」(日大・保健体育審議会)

積極的に解決に動くことはなかったという日本大学

JNNの取材に対し、これまでに日大から回答はありません。