軍事ジャーナリスト・惠谷治さん死去、69歳

北朝鮮やロシアの軍事情報に精通し、ミサイル開発の分析などに定評のあった軍事ジャーナリスト・惠谷治さんが、20日、膵臓がんのため亡くなりました。69歳でした。

「アメリカにとってはいよいよICBMの現実化が迫りつつある。金正恩キム・ジョンウン)(党委員長)は、アメリカへのアピールとして、この発射を命じたと思います」(惠谷治さん〔去年5月〕)

惠谷さんは広島県尾道市育ちで、世界の紛争地帯を取材し、特にロシアと北朝鮮の軍事情報に精通。北朝鮮が開発するICBM=大陸間弾道ミサイルや移動式発射台の構造に詳しく、その分析力には定評がありました。

惠谷さんは、膵臓がんの治療を受けていましたが、20日夜、容態が悪化し都内の病院で亡くなりました。69歳でした。