名古屋弁で“ええかゃぁも”名古屋の地下鉄アナウンス

名古屋弁での構内放送は、朝夕のラッシュ時間を除いて、観光施設の営業時間内に当面の間、続けられるということです。

地下鉄の駅の構内で放送されている内容は、名古屋の歴史や文化に詳しい東海学園大学の安田文吉教授が監修しました。

安田教授によりますと、江戸時代から伝わっている名古屋弁は「名古屋ことば」と呼ばれ、武士が使っていた「武家ことば」、主に名古屋城に近い場所で話されていた「上町ことば」、それに、主に城から離れた場所で話されていた「下のことば」の大きく3種類にわけられます。

このうち「上町ことば」は、いまでは使う人が少なくなってきているということです。安田教授は、上品で丁寧な言葉だとして今回採用したということです。

名古屋弁アナウンスでは、このほか、それぞれの駅でどの出口が最寄りかも伝えていて、名古屋城に近い市役所駅では、「七番出入口を、ご利用下さい」を「7(ひち)番出入口を、使ってちょうでやぁ、ええかゃぁも」と伝えています。