信州の注目ニュース&鉄道ファンの注目ニュース

【リニア工事 JR東海に安全要請】

阿部知事は12日、県庁でJR東海の柘植康英社長と会談しリニア中央新幹線の工事について、「地元の皆さんへの影響に最大限配慮して進めてもらいたい」と述べ、

去年、中川村で起きた土砂崩れの様な事故が再発しないよう、安全な工事を改めて要請しました。

阿部知事はリニア中央新幹線の建設に関する様々な課題につて意見交換を行う為、去年1月から定期的にJR東海の柘植社長と会談していて、3回目となる12日は県庁で行われました。

会談の冒頭、阿部知事は「建設プロジェクトは長野県、地域にとって極めて重要なものだ。安全は勿論、地元の皆さんへの影響に最大限配慮して工事を進めてもらいたい」と述べ、去年12月に中川村で起きた土砂崩れの様な事故が再発しないよう、安全な工事を改めて要請しました。

これに対し柘植社長は「これから工事が本格化するので、地域との連携は今まで以上に強い形で行う事が大事だ。土砂崩れについてはしっかりと原因を究明して対策を考え、様々な場面で安全の向上に努め、地元の皆さんの理解をいただきながら、事業を前に進めたいと思う」と述べました。

会談のあと阿部知事は記者団に対し、「工事で出る土の処理やそれを運ぶルート、防音対策等について率直な意見交換が出来た」と述べました。

そして飯田市に新設される駅にリニア中央新幹線の開業後、1時間に1本は新幹線が停車するよう要望したことを明らかにしました。

これについて柘植社長は「改行が近くなった階段で、しっかり検討したい」と述べたということです。