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三遠南信道が一部区間開通で式典】

飯田市静岡県浜松市の間で工事が進められている三遠南信自動車道の、飯田市の東部を通る一部区間が10日開通し、記念式典が開かれました。

三遠南信自動車道は、飯田市を通る中央自動車道と、静岡県浜松市を通る、新東名高速道路を結ぶ、全長およそ100キロの高速道路で、およそ30年前から工事が進められています。

一部の区間はすでに開通しましたが、新たに、飯田市の東部の龍江インターチェンジの間のおよそ3.4キロの区間が開通し、10日、記念式典が開かれました。

式典では、まず地元の人たちが太鼓の演奏を披露した後、関係者がテープカットとくす玉割りを行って開通を祝いました。

そして、地元の地権者や関係者を乗せた車両が一列となってパレードしました。

今回の開通によって、この地域の市民などにとっては山道の市道や県道を通るよりも、大幅に時間短縮ができるほか、安全性も向上するということです。

飯田国道事務所の岡本由仁計画課長は、「多くの皆様のご協力で本日開通でき、大変嬉しく思っています。開通で、山の危険な道を避けて、通ることができるので地域のみなさまのお力になれるかと思います」と話していました。