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コソボ独立宣言から10年、民族対立など話題も】

1990年代、旧ユーゴスラビア紛争の火だねとなったコソボが、セルビアから一方的に独立を宣言してから17日で10年を迎えました。祝賀行事が行われる一方で、民族対立や経済問題など国家としての課題は多く残されています。

17日、独立宣言から10年を迎え、首都プリシュティナでは祝賀パレードが行われました。

セルビアの自治州だったコソボは、アルバニア系住民が独立運動を起こし、1990年代、コソボ紛争に発展しました。

2008年、独立を宣言しましたが、セルビアはロシアや中国の支持のもと依然として独立を承認せず、コソボ国内ではセルビアとの国境地域などで今もアルバニア系とセルビア系住民の民族対立が続いています。

EU加盟を将来的な目標にするコソボですが、失業率は30%、「ヨーロッパの最貧国」と言われる経済問題も大きな話題として残されています。