「平和条約のないのは異常」総理、北方領土問題に意欲

安倍総理大臣は北方領土返還を求める全国大会に出席し、領土問題の解決とロシアとの平和条約の締結に向けた決意を改めて表明しました。

安倍総理大臣】

「戦後72年が経過してもなお、日本とロシアの間には平和条約がないのは異常な状態です。何とかこの状況を打開しなければならない」

また、安倍総理北方領土での海産物の養殖や観光ツアーなどロシアとの共同経済活動について

「平和条約締結に向けた重要な歩みになる」と述べ、

プロジェクトの具体化を進める考えを強調しました。

さらに、安倍総理は今年5月にロシアを訪れてプーチン大統領と会談し、領土問題を進展させることに改めて意欲を示しました。2月7日は、1855年に北方四島が日本の領土であることをロシアと確認した日魯通好条約が結ばれたことにちなんで『北方領土の日』に定められています。