カタルーニャ自治州が「独立宣言」

スペインのカタルーニャ自治州独立問題は重大な局面を迎えた。カタルーニャ自治州議会は27日、「独立した共和国」であると明記した独立宣言案を、賛成多数で可決した。自治州のプチデモン首相は「ついに第1歩を踏み出した」と強調した。一方、スペイン議会はカタルーニャ自治州自治権の一部を停止する措置を可決した。

これにより、自治州のプチデモン首相や州閣僚が解任され、州議会の選挙が行われることになる。独立を問う住民投票に始まった混乱で、大手銀行などを含む企業およそ1700社が、州外に移転していて、経済的に大きな影響が出ている。