三越伊勢丹HD、クイーンズ伊勢丹売却へ 百貨店事業に集中

デパート最大手の「三越伊勢丹ホールディングス」は、業績の不振が続いている高級スーパーの「クイーンズ伊勢丹」を、日本の投資ファンドに売却すると発表しました。

三越伊勢丹ホールディングス」は、高級スーパーの「クイーンズ伊勢丹」の事業などを新たな会社に移して、その会社の株式の66%を来年3月末までに三菱商事系の投資ファンド「丸の内キャピタル」に売却します。

売却額は非公表だとしています。

クイーンズ伊勢丹」は高価格帯の商品が中心のスーパーで、首都圏に17店舗を展開していますが、スーパー業界の競争の激化から5期連続の営業赤字に陥っています。

三越伊勢丹は本業の百貨店事業が低迷していて、不振の高級スーパー事業を売却し、経営の資源を百貨店事業に集中させたい考えです。