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【学校に男侵入 職員を切り付けか】

3日午後、長野県松本市の私立の小中一貫校で「不審な男が侵入し、職員が切り付けられた」という通報がありました。

職員の女性が軽い怪我をし、男は逃走したという事で、警察は、傷害事件として詳しい状況を調べています。

3日午後13時半過ぎ、長野県松本市の「才教学園小学校・中学校」で「不審な男が侵入し職員を切り付けられた」と学校関係者から警察に通報がありました。

警察によりますと、38歳の職員の女性が敷地内のゴミ捨て場付近で不審な男を見かけた際に、腕を切り付けられて、怪我をしたということです。

怪我の程度は軽いということです。

当時、校内に居た児童や生徒に、怪我は無かったということです。

男は何れも(いずれ)黒の長袖シャツとズボンを着て白いマスクを身に付け、そのまま逃走したということです。

これを受けて学校は児童や生徒をの講堂に避難させた上で、保護者に迎えに来て貰う措置を取ったということです。

中学生の娘を迎えに来た岡谷市の40代の母親は「学校から至急迎えに来て下さいという連絡があり、何があったのか分からずに、職場から慌てて駆け付けました。娘が無事で一安心です」と話していました。

警察は、他の職員からも話を聞く等して傷害事件として詳しい状況を調べています。

才教学園小学校・中学校の小松崇校長は3日夜会見を開き、「事務職員が不審者と遭遇して刃物で切り付けられるという事案が発生したが、直ぐに(すぐ)校舎の3箇所の鍵を掛けて安全を確保した。生徒達に被害が無かったのが何よりだ」等と説明しました。

また、今後については「明日は休校した上で、今以上に安全対策を確り(しっかり)考えていきたい」と述べ、教職員の間で協議した上で、4日保護者を対象にした説明会を開く事を明らかにしました。