仙台 中2男子生徒自殺で体罰へのアンケート調査開始

今年4月、仙台市の中学2年の男子生徒が自殺し、いじめに続き、教諭によると体罰が明らかになったことから、市の教育委員会は、体罰の実態を解明する為、13日から全校生徒を対象にしたアンケート調査を始めました。

今年4月、いじめを受けていた仙台市の中学2年の男子生徒が、休み時間に学校を出てマンションから飛び降り自殺し、その後、教諭から頭を拳で叩かれたり、口に粘着テープを貼られたりする体罰を受けていた事が明らかになりました。

この問題で仙台市教育委員会は、体罰の実態を解明する為、男子生徒が通っていた中学校の全校生徒を対象にしたアンケート調査を、13日から始めました。

アンケートでは、教諭の体罰の例として、殴る、蹴る、トイレに行かせない事などを挙げ、不適切な指導の例としては、冒険、無視する、特定の児童生徒に殊更(ことさら)厳しく指導する事等を挙げています。

その上で、男子生徒が体罰や不適切な指導を受けているのを見たり聞いたりした事があるかや、見たり聞いたりした事がある場合は、いつ、どの教諭が、どの様な体罰や指導を行っていたの等を尋ねています。

教育委員会は今月21日を期限に郵送で回収する事にしていて、その後、市長の元に設置する第三者による調査機関で詳しく調べる事にしています。