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【J2ゆかり喫茶「山雅」が復活】

サッカーJ2松本山雅FCの発足のきっかけとなった喫茶店をモデルにした店が今月オープンするのを前に、21日、クラブの関係者が店の完成を祝いました。

昭和40年に発足したクラブの名は、当時、選手たちが良く通っていたという松本市内の喫茶店「山雅」に由来していることから、原点となった店を復活させてクラブを盛り上げようと、「喫茶山雅」として再オープンします。

21日は、完成した店舗に、クラブの関係者や発足時のメンバーなどおよそ20人が集まり、竣工式が行われました。

1階の飲食スペースは54席で、発足時からの歴代ユニフォームや選手の写真に囲まれながら、当時の味を再現したコーヒーを飲むことができ、クラブの歴史を感じられる作りになっています。

2階には、80人ほどを収容できるイベントスペースが設けられ、縦およそ3メートル、横およそ5メートルの大型の画面で山雅などの試合を楽しめるということです。

この店のモデルとなった喫茶店、「山雅」の元店主の娘の山下慶子さん(67)は「父の店でサッカーチームの山雅が生まれたことを思い出して感無量です。この店にサポーターの思いが集まり、クラブに様々な奇跡をもたらして欲しい」と話していました。

「喫茶山雅」は今月25日にオープンし、山雅のアウェイの試合を放映するほか、チームのイベントの開催なども検討しているということです。