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松本市にゆかりの新収蔵品展示】

松本市にゆかりのある日本刀や甲冑(かっちゅう)などを紹介する展示が、松本市立博物館で開かれています。

この展示は、松本市立博物館が去年新たに収蔵した品の数々を紹介しようと開かれ、松本藩の藩士が使った日本刀や甲冑などおよそ60点が展示されています。

このうち、江戸時代の「陣笠」は、松本藩の家臣の家に伝わるもので、上り藤の家紋にトンボが描かれています。

トンボは前にしか飛ばず、後ろにはひかないことから武士にたちに喜ばれていました。

また筑摩(つかま)神社に保管されていた「陵王面」は鎌倉時代に作られ彫りが深いのが特徴で、雨乞いの儀式に使われていたとされています。

松本市立博物館の学芸員、一ノ瀬幸治さんは「火縄銃や南北朝時代の刀なども揃えてあります。この機会に是非足を運んで下さい」と話していました。

この展示は来月19日迄松本市立博物館で開かれています。