講談社社員『事件当日に取っ組み合い』

自宅で妻を殺害したとして逮捕された講談社社員・朴鐘顕(パク・チョンヒョン)容疑者(41)が、逮捕前、警察に説明した内容が明らかになってきた。朴容疑者は「2階で妻が自分の後ろで包丁を持っていた。危ないと思い抑えつけ、台所に包丁を戻した。おさまったと思ったら階段で私のジャケットを使って首をつっていた」と話したという。しかし、警視庁の調べではジャケットは妻の遺体近くにはなく、クローゼットの中から発見された。ジャケットは事件当日、朴容疑者が着ていたものとみられていて、ジャケットから妻のものとみられる血痕が見つかった。血痕は複数の場所で発見されていて、2人が取っ組み合いになったという2階ではなく、1階の寝室などに付着していたことがわかった。捜査関係は、朴容疑者が妻の絞めた後、転落死を装うため2階から落とした可能性があるとみている。