元阪神タイガース・オリックスバファローズの井川 独立リーグのチームと練習生で契約

プロ野球阪神などで活躍した井川慶投手が、兵庫県にある野球の独立リーグのチームと、練習生として契約しました。

井川投手は37歳。平成10年に阪神タイガースに入団し、速球と落差のあるチェンジアップを持ち味にエースとして活躍し、平成15年には20勝を挙げて最多勝に輝き、沢村賞も受賞しました。しかし、平成18年のオフに移籍したメジャーリーグニューヨーク・ヤンキースでは5年間でわずか2勝と振るわず、その後、オリックスバファローズでプレーし、去年、戦力外通告を受けました。

井川投手は現役続行を目指してトレーニングを続けていて、22日、兵庫県三田市に本拠地を置く独立リーグの兵庫ブルーサンダースと、公式戦に出場できない練習生として契約しました。

契約期間1年、契約金と年俸は無償ということで、背番号は阪神時代から慣れ親しんだ「29」に決まりました。

井川投手は契約後に記者会見を行い、「まだ野球に対する思いが残っています。去年、ことしと投げていないので、来年しっかり投げられるよう体を作っていきたい」と意気込みを語りました。井川投手は来月16日から始まる合同自主トレーニングからチームに合流する予定です。