「オスプレイ」浅瀬で大破、胴体着陸も1

アメリカ軍の輸送機「オスプレイ」が13日午後9時半ごろ、沖縄県名護市の浅瀬で大破した。乗員5人のうち2人がけがをした。

アメリカ軍は、空中給油の訓練をしていたところ、オスプレイのプロペラが、給油用のホースにぶつかり、切断し、その時にプロペラが破損して、機体が不安定になり、事故につながったと説明。

在沖縄アメリカ軍トップのニコルソン四軍調整官は『パイロットを誇りに思う。普天間、嘉手納に向かわず、浜辺付近で着水しようと判断した。夜中に訓練を一生懸命行っていることには謝罪しない』と述べた。

そして『オスプレイといった機械ではなく、給油中の事故だ』と強調した。

ニコルソン四軍調整官は、沖縄県の安慶田副知事にも会い『住宅あるいは人間に被害を与えなかったもので、パイロットは“感謝”“表彰”されるべきだ』と話したという。

今回、アメリカ軍は、オスプレイの機体自体に問題ないとしているが、普天間基地でも14日午前1時過ぎ、別のオスプレイ胴体着陸していたことがわかった。これに対し、ニコルソン四軍調整官は『胴体着陸があったが、安全に着陸した』と話した。

アメリカ軍は、原因がわかるまでオスプレイの飛行を一時停止するとしている。菅官房長官は「徹底した原因究明を求めている。当然、アメリカから連絡があると思っている」と述べた。