JR山手線 品川と田町間の新駅は隈研吾氏が設計

JR東日本は、品川駅と田町駅の間で2020年の開業を目指している新しい駅について、新国立競技場をデザインした建築家の隈研吾氏が設計することなどを発表しました。

JR東日本は品川駅と田町駅の間の車両基地となっている敷地に、山手線では30番目となる駅を東京オリンピックパラリンピックが開かれる2020年の春までに開業する方針で、6日に新駅の概要を発表しました。

それによりますと、新しい駅は新国立競技場をデザインした建築家の隈研吾氏が設計し、壁面は大きなガラス張りで駅構内の中央部分を吹き抜けにするということです。

新駅の1階に山手線と京浜東北線が停車する2つのホーム、2階に改札口やイベントスペース、そして3階にテラスや店舗などを設ける計画です。

駅の名前は現在、検討しているということです。

また、新駅から300メートル離れた都営地下鉄浅草線の泉岳寺駅との乗り換えを円滑にするため、必要な設備の整備を今後、検討するとしています。

さらに、JRは2024年までに新駅の周辺のおよそ13ヘクタールでオフィスや商業施設、マンションなどの開発を進める方針です。

JR東日本の冨田哲郎社長は会見で、「世界に向けた日本の窓口となるような駅とまちづくりを目指したい」と述べました。