A・ロッド 現役引退を発表

メジャーリーグ史上4位の696本のホームランを打っているヤンキースの強打者、アレックス・ロドリゲス選手が今月12日の試合を最後に現役を引退することを発表しました。

これは7日、ロドリゲス選手が本拠地ニューヨークのヤンキーススタジアムで記者会見し、明らかにしました。

この中でロドリゲス選手は今月3日に球団のスタインブレナー・オーナーから12日に本拠地で行われるレイズ戦を最後に選手契約を解除した上で、来年末まで若手の指導にあたる球団の特別アドバイザーへの就任を要請され、これを受け入れたことを明らかにしました。

ロドリゲス選手は「大好きな野球とヤンキースに別れを告げなければいけないつらい日だ。まだチームの勝利に貢献できると思うが、球団の決定に納得している。メジャーリーグで22年間もプレーできるとは思わなかったし家族やチームメイト、ファンに感謝している」と時折目頭を押さえながら話しました。

41歳のロドリゲス選手は1994年にマリナーズでデビューし、レンジャーズを経て、2004年にヤンキースに移籍しました。

パワーと技術を兼ね備えた強打者で、これまでに史上4位の通算696本のホームランと、現役選手の中では最多の通算3114本のヒットを記録していますが、2013年に禁止薬物を使用したとして、メジャーリーグ機構から、2014年シーズンの全162試合とプレーオフの出場停止処分を科され、昨シーズン復帰していました。