75歳法華津 リオ出場ならず

オリンピックで日本選手の最年長記録を持つ馬術の75歳法華津寛選手が、リオデジャネイロオリンピックの代表選考の条件を満たせず、出場できなくなりました。

法華津選手はオリンピックには1964年の東京オリンピックに初出場したあと、2008年の北京大会で44年ぶりの出場果たし前回のロンドン大会では、日本選手の最年長記録となる71歳で出場しました。

そして、ことし1月には馬場馬術リオデジャネイロ大会を目指す考えを表明していました。

その馬場馬術で、日本はすで4つの出場枠を獲得していますが、日本馬術連盟によりますと法華津選手はパートナーの馬が体調を崩したことから、来月の代表選考会に参加するために必要な大会に出場できなかったということです。

このため、オリンピック出場の道が閉ざされました。

法華津選手は「馬に無理をさせたくないので、オリンピックに挑戦する夢はあきらめた。応援してくださった皆様には感謝の気持ちをお伝えしたい。今後についてはまだ何も決まっていない。まずは馬を元気にすることを優先させたい」とコメントしています。

IOC・国際オリンピック委員会によりますと、法華津選手が75歳でオリンピックに出場すれば、これまで72歳を上回り最年長になるはずでした。