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【木曽「すんき」保護で地域ブランド申請へ】

健康食品として注目されている木曽地方特産の漬物「すんき」について、地域ブランドとして保護する国の制度への登録を目指し、生産者が協議会を設立しました。

赤カブの葉を塩を使わず、乳酸菌で発酵させる「すんき」は木曽地域特産の漬物です。健康食品として注目が集まっていますが、木曽地域以外で作られた塩などを使った商品が、出回るようになっているのが現状です。そこで、国が地域ブランドとして保護する「地理的表示保護制度」への登録を目指し、生産者などが協議会を立ち上げました。登録された特産品には制度のマークが使用できることから、「お国のお墨付き」が得られます。すでに北海道夕張市の「夕張メロン」や兵庫県の「神戸ビーフ」などが登録され、県内ではJA南信州が「市田柿」を申請しています。協議会は5月中にも申請し、漬物が作られる11月までの登録を目指すことにしています。