北海道新幹線開業 函館など観光客でにぎわう

北海道と本州を結ぶ北海道新幹線が開業し、函館市などでは青函トンネルを通って本州から訪れた大勢の観光客で賑わいました。

北海道新幹線は、整備計画の決定から43年を経て新函館北斗と新青森の間149キロの区間で26日開業し、新函館北斗と東京の間が最速4時間2分で結ばれるようになりました。新函館北斗駅では早朝から乗客の長い列ができ、記念の式典の後午前6時35分に、上り一番列車「はやぶさ10号」が出発しました。

また、東京駅でも、下りの一番列車「はやぶさ1号」が午前6時32分に出発し、青函トンネルを通って午前11時前に多くの市民らが出迎える新函館北斗に到着しました。26日は、多くの市民や子どもたちのほか、青函トンネルの工事に携わった人も沿線に出て、本州から来た新幹線を感慨深そうに見守っていました。

新函館北斗に着いた乗客は、函館市内に向かう列車に乗り継いで早速観光名所に向かい、このうち「函館朝市」では新鮮な海の幸を買い求める人の姿が見られました。

26日、日中の運行に大きな混乱は無く、北海道新幹線は順調な滑り出しとなりましたが、開業日から9日間の平均の予約率は25%程度で、開業後も利用の拡大に向けた取り組みが重要になりそうです。