元ソフトバンク松中が引退へ

プロ野球三冠王などに輝き、去年、ソフトバンクを退団した松中信彦選手が現役を引退することになりました。

42歳の松中選手は、平成8年のドラフト2位で当時のダイエーに入団し、平成16年には打率、ホームラン、打点でリーグトップの成績をあげて史上7人目の三冠王に輝きました。

しかしプロ19年目の去年は、2軍でのプレーが続きソフトバンク自由契約となって退団していました。

松中選手は退団を表明した記者会見で「少しでも可能性があるのであれば、現役にこだわって復活する姿をファンに見せたい」と述べ、ことしに入ってからもグアムなどで自主トレーニングを行うとともに、ほかの球団に自ら電話して入団テストの実施を要望するなど現役続行を目指していました。

しかし、新しい球団を決める期限としていた先月末の29日に獲得に名乗りを上げる球団はなく、関係者によりますと、松中選手は現役続行を断念し、引退することを決めたということです。