桜宮高バスケ部員自殺 市に7500万円賠償命令

裁判所は、部活の顧問の暴力が生徒を自殺に追い込んだと認めました。

大阪市桜宮高校のバスケットボール部で2012年に起きた体罰事件を巡り、男子生徒が自殺したのは顧問の暴力が原因だったとして、両親らが損害賠償を請求していました。東京地裁は24日、両親らの主張を認めて大阪市に約7500万円を支払うように命じました。キャプテンだった生徒は練習中に顧問から顔や頭を十数回殴られ、翌日、自宅で自ら命を断ちました。判決は「暴力がなければ生徒が自殺に至ることはなかった」として因果関係を明確に認めました。