東京ヤクルトスワローズのユウイチ 引退

プロ野球、ヤクルトにブラジルからの留学生として入団し17年間プレーしたユウイチ選手が今シーズン限りで現役を引退し、来シーズンから2軍の打撃コーチを努めることになりました。

ユウイチ選手は、平成11年にヤクルトが当時選手発掘に力を入れていたブラジルから野球留学生として入団しました。

平成16年に日本の国籍を取得してからは出場機会が増え、バットを短く持つフォームから鋭い打球を飛ばす打撃力を持ち味に、代打などで活躍してきました。

一昨年は、「ワールドベースボールクラシック」でブラジル代表のキャプテンも務め、プロ17年目の今シーズンは開幕戦での先発出場も経験しました。

29日行われた日本シリーズの第5戦で、7回に代打で出場しセカンドゴロを打ったのが最後の打席となりました。

通算成績は、546試合に出場

打率2割6分3厘、ホームラン11本でした。

試合後、ファンの声援とチームメートの胴上げで送られたユウイチ選手は「やりきることができました。たいしたスーパースターでもないのに、こんなにファンに応援してもらいありがたかったです」と感謝の気持ちを話していました。

来シーズンからは、ヤクルトの2軍打撃コーチを務めることになっています。