“新幹線放火”71歳男の自宅を家宅捜索へ

東海道新幹線の車内で男が油のようなものをかぶって火を付けた事件で、死亡した2人が、都内に住む71歳の男と、横浜市の52歳の女性と確認されました。警察は1日、男の自宅を家宅捜索する方針です。

先月30日正午前、神奈川県小田原市を走行していた東海道新幹線「のぞみ225号」の先頭車両で、男が油のようなものをかぶって火を付け、男と近くに座っていた乗客の女性が死亡しました。

警察が身元の確認を進めたところ、男は東京・杉並区の林崎春生容疑者で、女性は横浜市の整体師・桑原佳子さんと確認されました。他にも乗客26人が重軽傷を負っています。警察によりますと、林崎容疑者の遺書や犯行声明文などは見つかっていません。警察は、1日午前にも放火や殺人の疑いで林崎容疑者の自宅を捜索して、事件に至った敬意を調べる方針です。