漫才師の今いくよさん 死去

女性漫才コンビ、「今いくよ・今くるよ」として活躍した漫才師の今いくよさんが胃ガンの為28日、大阪府内の病院で亡くなりました。

67歳でした。

今いくよさん、本名、里谷正子さんは京都市出身で、高校を卒業して会社に務めた後、昭和45年、高校の同級生だった今くるよさんと共に女性漫才師の今喜多代さんに弟子入りしました。そして昭和48年、女性漫才コンビ「今いくよ・今くるよ」を結成しました。

それまで男性が中心だった漫才の世界で、お互いの体型や派手なファッションなどをネタにした体を張ったギャグや軽妙な掛け合いが人気を集め、昭和55年からの漫才ブームにのって一世風靡しました。

昭和59年の上方漫才大賞等多くの賞を受賞し、女流漫才のパイオニアとしてテレビや舞台等で活躍し、長年に渡って幅広い人気を集めてきました。

いくよさんは胃癌の治療の為去年9月から休業し、その後復帰して今月11日まで舞台に立っていましたが再び体調を崩し、28日午後、大阪府内の病院で亡くなりました。